資産運用 外貨投資
最近では、外貨預金で利息収入を狙うのではなく、為替差益だけを狙う人も増えてきました。そういった人の中で、リスクテイクをして収益機会を得たいというニーズを反映した商品が、外国為替保証金取引(外国為替証拠金取引)です。
これは少ない資金で大きな取引が可能で、株式の信用取引に近いハイリスク・ハイリターン型の取引といえます。特色としては、売りと買いのポジションを取ることができるため、為替市場が変動することにより常に収益機会があります。
ここでは、外貨預金と外国為替保証金取引の違いについて見てみましょう。
項目 | 外貨預金 | 外国為替証拠金取引 |
取扱機関 | 銀行 | 証券会社、為替取引専業会社、商品取引員など |
商品種類 | 定期預金、普通預金、通知預金・・・ | 保証金取引(証拠金取引) |
通貨 | ドル、ユーロ、豪ドル、NZドル、カナダドル、ポンド、タイバーツ・・・ | ドル、ユーロ、豪ドル、NZドル、ポンド、スイスフラン・・・ |
リターン |
インカムゲイン −利息(確定利回り) |
インカムゲイン −スワップポイント |
キャピタルゲイン −為替差益 |
キャピタルゲイン −為替差益 |
|
リスク | 為替リスク | 為替リスク |
信用リスク(銀行の倒産) | 信用リスク | |
預入金額 |
金融機関や商品による −定期はある程度の預入単位が必要 |
金融機関による −ある程度の預入単位が必要 |
預入期間 | 普通預金:無期限 | 無期限 |
定期預金:1カ月から1年など | ||
為替手数料 | 金融機関による | 金融機関による |
税金 | 利息(源泉分離課税) | 雑所得 |
為替差益(雑所得) | ||
換金性 | 普通預金:いつでも可能 | いつでも可能 |
定期預金:中途解約は金融機関による | ||
外貨での引き出し | 出来るところもある、 T/Cも作成可能 | 出来ない |
外貨での決済 | カード決済が可能なところもある | 出来ない |
外貨での送金 | 出来るところもある | 出来るところもある |
キャンペーン | 時期により金利優遇などあり | 比較的多い |
その他 | 外貨を活用したい場合、銀行の対応状況を先にチェック | 外貨建て金融資産のヘッジや、両替等にも利用可能 |
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