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資産運用 株式投資

株式投資を始める上で、証券会社の選び方はとても重要です。
それは、証券会社によって、株式の売買手数料が大きく異なっていたり、サポートの良さはもちろん、ネットトレードを行う場合などでは、機能の良し悪しや、使い方、情報量、サーバの負荷率なども投資に深く関わってくるからです。
また、証券会社によっては米国株の投資や、最近話題となっている中国株の投資も可能な証券会社があります。

その中で、一番気になる手数料をとっても、デイトレードなどの短期トレードに向いた証券会社もあれば、全体的に安い証券会社、おどろくほど一度の手数料が高い証券会社があったりとさまざまですから、自分にあった証券会社を入念に選びましょう。

そして、株式投資を行っている人の何割かは、数箇所の証券会社の口座を持っています。それは、基本的に売買はネットで行っていますから、一つの証券会社のサーバが落ちてしまっていて、売買が出来ない時は、別の証券会社を使ったり、デイトレードを行うにはこの証券会社を使ったりと言うように使い分けているわけです。

株式投資をするようになると、株式分割という言葉をよく聞くようになります。

株式分割というのは、すでに発行されている株式を分割して株式数を増加させることをいいます。
単に1株→2株とか、1株→3株というように分割されるのですが、

その分割銘柄を保有している場合、仮に1株持っていて、1株 → 2株の分割がなされたとしたら保有株は2株になるということではありません。

会社の発行株式数は2倍になり、各株主の持ち株数も2倍になりますが、新たな払い込みがあるわけではない為、株主資本の総額に変化はなく、株主の株式保有割合も変わらないのです。

つまり、理論上は、1000円の株を 1株持っていたとしたら、分割後は 500円の株を 2株持つということなのです。

しかし、株主にとってのメリットは、もちろんあります。

分割される事で株価は下がるため、購入しやすくなるメリットがあるのです。人気株でも、100万円するとなかなか手が出せませんが、50万円なら買いやすくなります。

また、株式分割を行う会社というのは、一般的に業績の良い会社が多いの、将来への期待もあり、分割を行う企業の株価は分割前と比べて高くなっている場合が多いのです。

さらに、配当金が出されている会社で分割を行い、配当金は据え置きの価格でしたら、実質は増配ということになります。
1000円の株で、5円の配当がついていた企業が、2分割を行い、配当が据え置きであれば、いままでの倍の配当金になったと言えるのです。

そして、数年に一度か二度、分割ブームというのが起きます。

話題になったものでは、ライブドア社の 100分割などがあります。
当時、話題に話題を呼び、株価は急上昇しました。
その後、大型分割を行った企業の株価は上がるというブームが訪れ、こぞって各企業が 5分割、10分割などの大型分割を発表していました。

また、株式分割で一番成功した一番身近な企業は、やっぱりヤフーでしょう。ヤフーは、1997年11月4日に公募価格 70万円 初値200万円で上場を果たし、2005年5月現在までに、11回、1→2 分割を行っています。
11回の分割を計算すると、購入した1株が、2048株に増えている計算です。
現在の株価は 約23万円ですから、上場時に購入し、そのまま今日まで放置していたら 5億円近くにもなっていたということです。

このように株式分割は、投資家に対し購入しやすくするだけではなく、夢を与えてくれるものでもあるのです。
 株式の価格(株価)は1カ月、1年という短期では、株価の振れが大きく、ときには株価が下落する場合もあります。株式投資での長期の利益を目指して、長期で運用がおこなえる資金で投資することが大切です。また、資金に余裕があれば何度かに分けて投資することが望まれます。またリスクを分散するという観点からは、業種や地域を集中させないようにするのがよいでしょう。

 また、当初の予想に反して、逆に下がってしまう場合も想定し、損切り (損を出して売ること) のルールを決めておくことが必要です。そうすれば損をしても、一定の範囲でコントロールすることができます。
 株式投資をするにはある程度の資金が必要になります。分散投資をすることを考えると、いくつかの銘柄に資金を分けて投資するのが理想的です。したがって、最初のうち、資金があまりない場合には、ミニ株(株式ミニ投資)から始めてみるのがよいでしょう。ミニ株(株式ミニ投資)とは通常の10分の1単位で投資をする方法です。たいていの証券会社で扱っています。
 企業は銀行から資金を借りるなど、いろいろな手段で資金を集めないと事業をすることができません。その中で株式による調達も有力な手段です。個人が株式投資をすることによって投資された資金は企業の事業に使われます。つまり株式投資とは企業が事業を進めるうえで重要な役割を果たしているわけです。株式投資をすることはその企業のサポーターになるということでもあるわけです。
 自分の投資している企業の事業が発展し、企業価値が上がれば、投資家の保有する株式の価値(株価)も上昇します。企業が事業を発展させることによって新しい価値が生れ、結果として投資した人が利益を得ることができるのです。
【取引時間と営業時間】
株式売買の注文は、電話や窓口の場合は17時までがほとんどですが、インターネットなら24時間※利用できます。
ただし、株式が実際に取引されるのは、証券取引所の営業時間帯のみ。証券取引所によって時間帯の差がありますが、9時からはじまり、昼休みをはさみ、午後 3時ごろに終了します。それ以降の注文は、明日以降の営業日に持ち越し。また、土、日、祝日と、12月31日から1月3日までの間はお休みなので、次の営業日に持ち越されます。

【まずは株式口座をつくる】
 株式投資の第一歩は、証券会社に口座を作ることです。
口座開設は、証券会社店頭での申込みや、インターネットからの簡単に申込みができます。また、口座開設に必要な情報は、店頭にあるパンフレットや、各社ホームページで見られるほか、インターネットでパンフレットを取り寄せることもできます。
 重要なのは、証券会社選び。各社、サービスに差があり、取引にかかる手数料もちがうので、よく比較し、慎重に選びましょう。手数料の安さだけを見るのではなく、自分の投資スタイルや、投資額、商品、サービスに応じて選ぶのがポイントです。

【株はいくらで買えるか?】
株価ボードに表示されている金額は、1株あたりの値段なので、すべてがその値段で買えるというわけではありません。銘柄ごとに決められている最低売買単位(「単元株」と言います。)が決まっているので注意しましょう。

■必要金額の計算方法
「1株の値段×単元株=最低投資金額」です。

(例1)1株1,000円のA社の株を買おうとしたら
  単元株が100株なら 1,000円×100株 = 最低投資金額は10万円
  ※もっと買いたいときは、20万円、30万円という単位で投資
(例2)1株500円のB社の株を買おうとしたら
  単元株が1,000株なら 500円×1,000株 = 最低投資金額は50万円
  ※もっと買いたいときは、100万円、150万円という単位で投資

【少ない金額でも株を買う方法】
「買いたい株があるけど、高額で手がでない…」、「買いたい株がいくつもある…」
そんな時には、「株式ミニ投資」や「キンカブ」がオススメです。

■まずは10分の1ずつ買ってみる(株式ミニ投資)
「株式ミニ投資」は、単元株を10分の1ずつ買っていく方法のこと。単元株を買う場合と手数料が同じなので、手数料が割高になり、取引できる証券会社が限られているといったデメリットもありますが、どうしても買いたい株式がある場合や、株式投資初心者にはピッタリかもしれません。

■予算を決めてマイペースで買う(キンカブ)
「金額・株数指定取引(キンカブ)」は、株数を指定して注文できる商品のこと。単元株未満の資金ではじめられます。株式ミニ投資とちがうのは、投資する金額を1万円以上1,000円単位で指定できる点。少額の資金をいくつかの企業に分散したり、1つの企業のキンカブを連続して買う場合に、高い月は少なめに、安い月は多めにといった具合に買うことができます。

【売買金額は自分で決める】
株式投資を上手に行うポイントは、なんといっても「値段」。売買価格の決め方には、2通りあります。

■値段を指定して買う「指値注文」
「A社の株式を1株1000円で買いたい」または、「1株1000円で売りたい」など、金額を指定して注文する方法。希望の値段と市場の値段が合わなかった場合は、売買が成立しません。

■値段よりも売買成立が優先の「成行注文」
「いくらでもいいから、買える値段で買いたい」「売れる値段で売りたい」という注文方法。売買を早く、確実に行いたい時に便利ですが、予想より高く買ったり、安く売ったりすることになる可能性があります。

【株の売買はオークション方式】
株の売買は、売り手と買い手によるオークション(競売)方式です。簡単に言えば、需要(買い手)が多い時に株価が上がり、供給(売り手)が多ければ下がります。また、価格が双方で一致すれば、取引成立です。

売買の需要と供給(売買高)が少ない銘柄は、売り手や買い手がなかなか現れないため、取引が成立しにくいこともあります。こうした株式の売買を成立させるために、マーケットメイカーと呼ばれる証券会社が、証券取引所内で投資者の注文相手方となり、売買を成立させることがあります。

【株価は大きく上下する?】
株価は、常に変化するものですが、証券取引所によって、1日の価格の変動幅を制限※しているので、1株1,000円の株が、突然1円に暴落したり、1株 1,000円の株が、いきなり100万円になることもありません。この制限によって、株価変動が乱れるのを防いでいるのです。

【取引の費用は売買代金だけ?】
10,000円で買った株を、11,000円で売った場合、あなたの利益はいくらでしょうか?
答えはカンタン、1,000円…ではなく、「1,000円-手数料」。手数料とは証券会社に支払う売買委託手数料のことで、証券会社によっても異なり、売買金額によっても変わります。

例えば、A社の株式を10,000円で買い、11,000円で売った場合、売買手数料が「買い」と「売り」それぞれに1,000円かかる場合、手元に残るのは、「10,000-1,000(買い)-1,000(売り)」。ということで、1,000円の損失になってしまうのです。

【株式収入に掛かる税金】
手数料や口座管理料のほかに、株式利益には税金がかかります。

税率は、2007年12月31日まで、所得税7%+住民税3%の10%です。2008年1月1日からは、所得税15%+住民税5%の20%になります。*平成19年度の税制改正大綱によりますと、現行の証券税制の10%優遇措置は1年延長となる方針です。
ただし、税金がかかるのは「売却による利益が出た場合」のみ。複数の株式を売った場合は、トータルの利益とトータルの損失の差し引きが利益です。例えば、年間で3回株を売った場合、1回目の利益が1万円あっても、2回目、3回目で合計マイナス1万円になったとしたら、利益は0。納税の必要はありません。

納税は確定申告で行いますが、特定口座を利用することで簡便に申告を行なえます。特定口座には2種類あり、どちらかを選択していただくことになります。

(1)源泉徴収ありの特定口座
これは、売買するごとに、証券会社が税金を計算して差し引いてくれる口座。源泉徴収により、確定申告を行なう手間が省けるので、会社勤めの人などに便利です。(源泉徴収ありの特定口座を選択しても確定申告をすることができます。)

(2) 源泉徴収なしの特定口座
証券会社が1年間の損益を計算して、「特定口座年間取引報告書」を送付してくれますので、その報告書を添付して、個々で確定申告を行います。
 株式投資に興味がある方のために、株式や取引の始め方について初歩からわかりやすく説明します。
「投資」と聞くと、「難しそう」とか「自分には関係がない」、「自分には無理」というイメージを持つ方も多いようです。しかし、今は誰もが株式投資を考えてよい時代です。年齢や職業に関係なく、投資を始める人たちが増えています。株式投資の仕組みをよく理解できれば、株式投資があなたにもっと身近なものになります。

次のような方達が、株式投資を始めています。
・これからの自分の人生に必要になるお金を、今から少しずつ貯めておきたい人。
・元気に働ける若いうちから、老後の準備を始めたい人。
・銀行の金利が低い時代だから、利回りのいい投資で積極的に運用したい人。
・お金や経済に興味があって、もっと株式投資について詳しくなりたい人。
・株主になるともらえる「優待」が欲しい人。

では、預金と株式投資の違いは何でしょうか?
 銀行や郵便局に預けるのもお金、株に投資するのもお金。でも、その働きは全く違います。あなたのお金を、あなたの考え、意思で働かせること。それが、「株式投資」なのです。つまり、株式投資とは、自分のお金の使い道を、自分で決めるということです。
 例えば、あなたがA銀行に預金したお金は、A銀行を通じて、B社という企業に貸し出されます。すると、B社が支払う金利が銀行の利益になり、その一部が利息として、あなたに戻ってきます。しかし、出資先の企業を選ぶのは、あなたではなくA銀行。また、あなたが得る利息は、預金した時に約束した通りで一定なので、A銀行やB社が大きな利益をあげても、変わりません。
 一方、あなたがA社に直接投資することもできます。これが、株式投資です。あなたが自分の意思で、出資する会社を選ぶことができるのです。

それでは、株と株式会社と株主の関係はどういったものでしょうか?
 株式を発行して、事業資金を集める会社を「株式会社」、株式会社に出資して株を持っている人を「株主」と呼びます。株式会社は、このお金を使って事業を広げたり、新しい事業をはじめたりします。株主は、大事なお金を出資するため、株式会社が利益をあげた場合、株式の数(保有数)に応じて、配当を受け取ることができます。この他にも、株主にはさまざまなメリットがあります。

■株主の特典
・投資した会社から配当が受け取れる。
・会社の重要な事項を決定する株主総会で投票できる。
・会社が清算されたときに財産が残っていれば、それを分配してもらえる。
・株主優待が受けられる。
・株の値段が、買った時より上がることもある。

株価はなぜ上がったり、下がったりするのでしょうか?
 株価は、日ごとに変わります。一般的に、会社の業績や活動が高く評価されれば上がり、逆なら下がります。しかし、株価や会社に対する評価は人それぞれです。ある会社の業績や株価が上がった場合でも、「売ってしまおう」という人もいれば、「まだ持っておこう」という人もいます。判断基準に個人差があるため、需要と供給のバランスが変動して、株価か変わるのです。
 また、日本や世界の情勢や景気、金利、為替などによっても、株価は変わります。そのため日頃のニュースに興味を持っておくことが重要です。

最近は、オンライントレードというサービスが行われていて、個人の投資家が増えています。その理由は、インターネットの使用が広がっているからです。以前は、株を売買するために証券会社へ行ったり、電話をする必要があったため、日中仕事をしている人は、なかなか取引に参加できませんでした。それが、インターネット上で株取引ができるようになって、一般家庭でも身近なものになったのです。ネット取引は、パソコンがある場所ならどこからでも取引を行うことができます。証券取引所や証券会社の営業時間に関係なく、注文を出すこともできます。

株式投資に失敗しないために必要な3つのゆとりとは何でしょうか?
 インターネットによって、株式投資が身近になったとはいえ、大事な生活費までつぎ込んでしまうようなことではいけません。株式投資には、3つのゆとりが必要だとおわれています。

1.お金のゆとり
しばらく使う予定がない「ゆとり」のお金で投資すること。これが鉄則です。生活費や、ライフイベント用の資金などを使ってしまうと、もしもの場合に困ります。

2.時間のゆとり
こまめに株価をチェックして、日々、株を売り買いすることをデイトレード、また、それを専門にする人たちをデイトレーダーと言います。デイトレードも株式投資のスタイルのひとつですが、売ったり、買ったり、上がったり、下がったりの連続は、日々仕事をしているあなたの生活リズムを乱してしまいます。じっくり時間をかけて株を保有するという意識を持ち、ゆとりのあるペースで投資しましょう。

3.心のゆとり
株価の値上がりや値下がりをいちいち気にしていると、ストレスがたまり、冷静な判断力も失ってしまいます。ちょっとした変化や、人から聞いた話などで動揺しないよう、心にゆとりを持って参加することが大切です。
単位株は、株式の最も一般的な取引形態です。実際に単位株を購入すると、その企業の株主になれます。単位株の株式数は各銘柄によってそれぞれ異なります。一番多いのが1000株単位、次が100株単位です。株式投資はリターンが大きい反面、リスクも大きいので、あくまで余裕資金の範囲内で取引することが大切です。
 
単位株の基本事項
単位株は、株式で運用をする際の最も一般的な取引形態です。

取扱機関:証券会社
取扱株式:上場株式、店頭公開株式
リターン:インカムゲイン(配当金)
     キャピタルゲイン(売却益)
     その他(株主優待、株式分割)
リスク:価格変動リスク(株価)
    信用リスク(企業の倒産)
関連マーケット:株式市場
取引単位:単位株式数(各銘柄により取引単位が異なる)
投資期間:短期から長期まで(投資スタンスによる)
注文方法:銘柄名
      売りか、買いか
      株数
      成り行きか、指し値か
      注文期限
換金性:いつでも時価で売却可能
税金:申告分離課税
その他:株主としての地位(正式な株主)
    取引要件(取引口座の開設必要 )
    投資の分析(ファンダメンタル分析、テクニカル分析)
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