資産運用 お勉強
資産運用について学ぶのに、とても具体的でよい記事なので、マネックス証券のサイトより引用させていただいております。
2007年05月20日 掲載
資産運用を長期にわたって行う上で、分散投資が大切であることは、これまで何度もお話ししてきました。最初に日本株式や外国債券など資産の種類ごとに資産配分の比率をきちんと決めて、その方針に従って運用していくことが、資産運用の成果を大きく左右します。
しかし自分の理想の資産配分を行ったとしても、時間が経過するとともに、相場は変動しその比率は少しずつ崩れていきます。読者の方の中にも、既に分散投資をはじめたものの資産配分が変わってきてしまい、どうしたらよいか困っている方もいるかもしれません。そのような場合、ときどき最初に決めた資産配分に戻してやる必要があるのです。それを「リバランス」と言います。例えるなら、資産運用の骨盤矯正のようなもの。本来あるべき良い姿勢が少しずつ崩れていったら、たまにはシャキッと姿勢を正すことが、資産の健康状態を維持するためにも大切なんですね。
今回はこの「リバランス」についてお話しします。
◆やり過ぎてはいけないリバランス。
リバランスとは、本来目標としている資産配分比率と実際の資産配分比率にギャップが生じたときに、そのギャップを修正し、目標とする比率に調整すること。ですから実際には、時価で計算した資産配分の比率を確認したうえで、当初より比率が下がったものを買い、比率が上がったものを売ることが必要になります。
また、例えば外国債券の値段が変わらなくても、日本株式が値上がりした場合は、相対的に外国債券の比率は下がることになりますから、日本株式を売り、外国債券を買ってリバランスすることになります。仮に組み入れているすべての資産の種類が値下がりしている場合は、相対的に値下がり率の大きなものを買い増し、値下がり率の小さなものを売却するといった方法が考えられます。いずれにせよ、資産配分比率を一定に保つことが重要なのです。
しかしながら、リバランスをいつも考えなければならないとなると億劫になってしまいますね。ではリバランスは、どれくらいの頻度で行えばよいのでしょうか。過去のデータを使って計算してみたところ、毎月、3カ月に1回、年1回、リバランスしない、というそれぞれのケースで長期の運用を行った結果を比較した場合、リバランスしないよりした方がリターンはよく、リバランスした中では年1回がいちばんよい、という結果が出ました。もちろん年1回が最適とは断言できませんが、資産運用のリズムを考えると、年に1回、例えば年の終わりにその一年を振り返りつつ資産の見直しを行い、翌年に向けてリバランスをする、という方法をおすすめします。
◆コストを抑えた上手なリバランスの方法。
ではリバランスの具体的な方法について、お話ししておきましょう。例えば、外国債券と外国株式を、一対一の割合で運用したとします。運用開始後、外国債券はあまり値動きしなかったのに、外国株式が上昇して、時価評価額が1.4倍になったとします。つまり、外国債券に100万円、外国株式に100万円を投資したのに、しばらくしてみると外国株式の方が140万円になっていることになります。
この場合もとの配分比率に戻すには、時価総額で240万円になった外国債券と外国株式を一対一になるようにすればよいわけですから、それぞれ120万円になるように、外国株式を20万円分売却して、その分外国債券を買い増せばよいのです。こうしてリバランスは完了します。
一方で、リバランスには手数料や税金などのコストがかかることも、念頭に置いてください。コストがかかることを考えれば、数%単位、数千円単位といった、細かい単位までリバランスしようとあまり気にしすぎることはないでしょう。また少額の調整になると、1万円単位でないと買えない商品もありますので、物理的にリバランスできないといったケースも出てきます。最も重要なことは、「全体として大まかにバランスが保たれているかどうか」ということ。金額がぴったり合わなくても問題ありません。できるだけ最初に決めた資産配分比率に近づける、というスタンスを常に忘れないようにすればそれでよいのです。小さい単位を調整しようとするあまり、細かい売り買いを行って多くの手数料を支払う、といった事態は避けたいものです。
このようにリバランスを定期的に行うだけで、当初決めた資産配分方針に沿った長期の資産運用が可能になります。毎日の株価に一喜一憂したり、一日中株価の動きを画面で何回もチェックするようなデイトレードに比べて、はるかに小さなエネルギーで、精神的にも安心して資産運用ができるのです。
2007年05月20日 掲載
資産運用を長期にわたって行う上で、分散投資が大切であることは、これまで何度もお話ししてきました。最初に日本株式や外国債券など資産の種類ごとに資産配分の比率をきちんと決めて、その方針に従って運用していくことが、資産運用の成果を大きく左右します。
しかし自分の理想の資産配分を行ったとしても、時間が経過するとともに、相場は変動しその比率は少しずつ崩れていきます。読者の方の中にも、既に分散投資をはじめたものの資産配分が変わってきてしまい、どうしたらよいか困っている方もいるかもしれません。そのような場合、ときどき最初に決めた資産配分に戻してやる必要があるのです。それを「リバランス」と言います。例えるなら、資産運用の骨盤矯正のようなもの。本来あるべき良い姿勢が少しずつ崩れていったら、たまにはシャキッと姿勢を正すことが、資産の健康状態を維持するためにも大切なんですね。
今回はこの「リバランス」についてお話しします。
◆やり過ぎてはいけないリバランス。
リバランスとは、本来目標としている資産配分比率と実際の資産配分比率にギャップが生じたときに、そのギャップを修正し、目標とする比率に調整すること。ですから実際には、時価で計算した資産配分の比率を確認したうえで、当初より比率が下がったものを買い、比率が上がったものを売ることが必要になります。
また、例えば外国債券の値段が変わらなくても、日本株式が値上がりした場合は、相対的に外国債券の比率は下がることになりますから、日本株式を売り、外国債券を買ってリバランスすることになります。仮に組み入れているすべての資産の種類が値下がりしている場合は、相対的に値下がり率の大きなものを買い増し、値下がり率の小さなものを売却するといった方法が考えられます。いずれにせよ、資産配分比率を一定に保つことが重要なのです。
しかしながら、リバランスをいつも考えなければならないとなると億劫になってしまいますね。ではリバランスは、どれくらいの頻度で行えばよいのでしょうか。過去のデータを使って計算してみたところ、毎月、3カ月に1回、年1回、リバランスしない、というそれぞれのケースで長期の運用を行った結果を比較した場合、リバランスしないよりした方がリターンはよく、リバランスした中では年1回がいちばんよい、という結果が出ました。もちろん年1回が最適とは断言できませんが、資産運用のリズムを考えると、年に1回、例えば年の終わりにその一年を振り返りつつ資産の見直しを行い、翌年に向けてリバランスをする、という方法をおすすめします。
◆コストを抑えた上手なリバランスの方法。
ではリバランスの具体的な方法について、お話ししておきましょう。例えば、外国債券と外国株式を、一対一の割合で運用したとします。運用開始後、外国債券はあまり値動きしなかったのに、外国株式が上昇して、時価評価額が1.4倍になったとします。つまり、外国債券に100万円、外国株式に100万円を投資したのに、しばらくしてみると外国株式の方が140万円になっていることになります。
この場合もとの配分比率に戻すには、時価総額で240万円になった外国債券と外国株式を一対一になるようにすればよいわけですから、それぞれ120万円になるように、外国株式を20万円分売却して、その分外国債券を買い増せばよいのです。こうしてリバランスは完了します。
一方で、リバランスには手数料や税金などのコストがかかることも、念頭に置いてください。コストがかかることを考えれば、数%単位、数千円単位といった、細かい単位までリバランスしようとあまり気にしすぎることはないでしょう。また少額の調整になると、1万円単位でないと買えない商品もありますので、物理的にリバランスできないといったケースも出てきます。最も重要なことは、「全体として大まかにバランスが保たれているかどうか」ということ。金額がぴったり合わなくても問題ありません。できるだけ最初に決めた資産配分比率に近づける、というスタンスを常に忘れないようにすればそれでよいのです。小さい単位を調整しようとするあまり、細かい売り買いを行って多くの手数料を支払う、といった事態は避けたいものです。
このようにリバランスを定期的に行うだけで、当初決めた資産配分方針に沿った長期の資産運用が可能になります。毎日の株価に一喜一憂したり、一日中株価の動きを画面で何回もチェックするようなデイトレードに比べて、はるかに小さなエネルギーで、精神的にも安心して資産運用ができるのです。
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