資産運用 国債
個人向け国債は、証券会社や銀行、郵便局などほとんどの金融機関で取り扱っていて、どこで購入しても条件は同じです。しかし金利の影響などを考えると、資産運用を総合的に相談できる金融機関で購入するのがよいでしょうか。
個人向け国債は、毎年4回(1月、4月、7月、10月)に発行され、2007年の7月発行分の募集は6月13日から7月3日まで行っています。
個人向け国債は、毎年4回(1月、4月、7月、10月)に発行され、2007年の7月発行分の募集は6月13日から7月3日まで行っています。
個人向けの国債には、現在、「変動金利タイプ(10年)」と「固定金利タイプ(5年)」の2種類があります。それぞれに、メリット、デメリットが存在するので自身の状況に合わせてふさわしいものを選択しましょう。
(1)「変動金利タイプ」は、半年ごとに市場の金利水準に応じて受け取り利子(適用利率)が見直されるもので、10年固定利付国債の金利から0.80%注1を引いた利率が適用されます。金利が上昇していく局面では適用利率が上がり、受け取る利子が増えます。
逆に金利水準が下がると利率も下がりますが、適用利率の下限が年0.05%に設定されているので、その分の利子は保証されています。原則として発行後1年は解約できませんが、その後は中途解約も可能です。
(2)「固定金利タイプ」は、発行時の適用利率が満期まで変わりません。利率は5年固定利付国債の金利から0.05%注1引いたものが適用されます。金利の高いときに購入すれば、金利水準が下がっても発行時の金利が満期まで適用されるので、市場の金利よりも高い利子が受け取れます。
一方、金利の低いときに購入すると、途中で金利が上がっても発行時の金利が満期まで適用されてしまうデメリットもあります。ただ、満期までの5年間、半年ごとに決まった利率による利子を受け取れますので、購入時に5年後の投資結果がわかり、資金計画が立てやすいという利点があります。原則として発行後2年は解約できませんが、その後は中途解約が可能です。
(1)「変動金利タイプ」は、半年ごとに市場の金利水準に応じて受け取り利子(適用利率)が見直されるもので、10年固定利付国債の金利から0.80%注1を引いた利率が適用されます。金利が上昇していく局面では適用利率が上がり、受け取る利子が増えます。
逆に金利水準が下がると利率も下がりますが、適用利率の下限が年0.05%に設定されているので、その分の利子は保証されています。原則として発行後1年は解約できませんが、その後は中途解約も可能です。
(2)「固定金利タイプ」は、発行時の適用利率が満期まで変わりません。利率は5年固定利付国債の金利から0.05%注1引いたものが適用されます。金利の高いときに購入すれば、金利水準が下がっても発行時の金利が満期まで適用されるので、市場の金利よりも高い利子が受け取れます。
一方、金利の低いときに購入すると、途中で金利が上がっても発行時の金利が満期まで適用されてしまうデメリットもあります。ただ、満期までの5年間、半年ごとに決まった利率による利子を受け取れますので、購入時に5年後の投資結果がわかり、資金計画が立てやすいという利点があります。原則として発行後2年は解約できませんが、その後は中途解約が可能です。